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連載記事
北九州 あの日あの頃
タイトル 年末が来る度に思い出す 若き日のエピソード
エピソード12
投稿者 髙木一政さん(78歳)
昭和41年の春、私は21歳で北九州商工会議所に入所し、地元商工業発展のために頑張っていました。昭和63年、人事異動で若松支所に転勤。その時の若松は石炭景気で賑わっていたと思います。
異動後の平成2年、地元・若松の役員より「若松のまちを活性化するために、【若松忠臣蔵】という行事を過去に3回実施しているので、参加しないか?」というお誘いがあり、参加することにしました。
平成2年12月2日の午後3時頃、料亭金鍋に集合。衣装の着付け方などの説明後、若松区役所近くにある恵比寿神社でお祓いをしてもらいました。その後は太鼓の音も盛大に、芸者姿の艶やかな女性も含め、60名ほどで若松の中心商店街を行進。ゴールは集合した料亭金鍋で、そのまま盛大に勝鬨の宴を行い、行事は終了しました。
この【若松忠臣蔵】は、石炭の積出港として若松が栄えていた大正時代、料亭金鍋が四十七士姿の仮装行列を主催していたことがルーツだそうです。往時の活気を取り戻そうと、地元の有志たちが昭和60年に復活させました。以後、毎年12月に行われ、年末の風物詩として人気を博しましたが、現在は残念ながら実施されていません。しかし、この行事に参加したことは、若き日の良い思い出として私の心に残っています。
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